2015年8月29日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年8月 5: 猫たちの間でミルクが人気です


あんなに暑かったのに、お盆過ぎから突然涼しくなった。もう夏は終わってしまったかのようだ。

ところで、今年の夏は猫たちの間でミルクが大人気だった。暑かったせいだろうか。涼しくなった今もそれは続いているようだ。

一年中変わらずミルクを飲むのは、シロとたぶんシャムだが、縞次郎もミルクを大量に飲んだ。リトル山椒もミルクを飲んだ。普段はミルクを飲まない大黒丸やトミーでさえ、ミルクを飲んだ。

猫たちの Facebook に、ミルクを推奨する記事でも載ったのだろうか。「ミルクの効能、病気予防」とか。だとしたら面白いが。

写真はかわいいリトル山椒

2015年8月23日日曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年8月 4: シャム効果


トミーは小学校の裏門近くにあるさる家の庭に住んでいる。そこには昔、ザブというおばあさん猫が住んでいた。トミーの保護猫だった黄一郎もトミーと一緒に住んでいた。その家の住人は、猫が庭に来る分にはかまわない、ともうひとりの猫おばさんに話していたそうだ。おばあさんねこはだいぶ前に死んで、黄一郎も数年前に死んだので、トミーは一人で住んでいるのだろう。

今日、トミーと一緒に小学校の門の脇に座っていると、その家から人が出てきて、猫たちを呼んでいた。トミーはまっしぐらにその方向に走っていった。しばらくすると、その家の玄関の先で、シャムが手で口をぬぐっていた。食事が済んだようだ。

シャムは洋猫で見た目も豪華だ。性格は穏やかで、通りすがりの人々にも人気がある。おそらくその家の住人もシャムが気に入っているのだろう。

シャムの出現で、トミーたちの生活も改善されたのだ。しかし、縞次郎は私のそばでミルクを飲んでいて、ご飯をもらいに行かなかった。縞次郎はまだ、その家の住人と親しくないのだろう。

写真は縞次郎

2015年8月16日日曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年8月 3: ヘンリエッタの親愛の情


ヘンリエッタは今年3歳になる、美人で内気な雌猫だ。昨年の春、避妊手術も済ませた。あまりに内気なので、ご飯の時間も、最後にこっそりやってきていた。私が近づくと逃げて、うまくご飯を上げられないことが多かった。

でも、昨年冬からの口内炎が悪くなり、ご飯をうまく食べられず、だんだんやせていった。そこで、6月から、ヘンリエッタだけ特別なパウチをあげるようにした。ご飯のときも、まずヘンリエッタを探し、一番最初にあげるようにした。すると、ヘンリエッタはご飯の時間になると、どの猫よりも早く現れるようになった。

そして、先週の土曜日のことであるが、ご飯の時間に一番乗りしたヘンリエッタが、待ちきれず、私の足に擦り寄ってきた。ヘンリエッタがこんなことをするのは始めてであった。

ヘンリエッタは自分が特別扱いされていること、愛されていることを確信したのだろう。


写真はトミー


2015年8月8日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年8月 2: 攻撃的な蚊


昨日まで殺人的な暑さが続いていたが、今日は幾分涼しかった。涼しくなってうれしかったが、喜んだのは猫おばさんだけではない。いつもはおっとりしている猫サンクチュアリの蚊たちも、今日はやけに攻撃的で、携帯用電気蚊取り機をものともせず、やたら差してきた。

裏門に行く途中で、もうひとりの猫おばさんが犬の散歩をしているのに出会った。道の脇の植え込みにシャムがいた。シャムはわき腹に大怪我をしていたので、猫おばさんは毎日彼に薬を上げているそうだ。どうりでしばらくシャムを見かけなかったわけだ。

裏門からの帰り道、カイがシャムとにらみ合っていた。シャムは怪我をしているのでカイとけんかする気はない。私が行くと、その隙に逃げていった。

カイは裏門のほうまで縄張りを広げようとしているのだろうか。

写真は食事中の縞次郎


2015 August 8 updated

2015年8月1日土曜日

猫サンクチュアリ年代記2015年8月 1: 頑固なヘンリエッタ


7月の半ばころから猛烈な暑さが続いている。猫たちも食欲がない。

ただ、ヘンリエッタだけは、先々週からパウチを1回につき大体2個平らげている。しかし、それは私の給食のときだけで、Mさんのときはまったく食べず、ぷい、とお尻を見せてどこかに行ってしまうそうだ。

私のご飯は食べられるが、Mさんのは違う、と思い込んでいるらしい。まったく同じパウチをMさんも用意してくれているのに、困ったものである。

写真はミー子の背中とヘンリエッタ