トミーは小学校の裏門近くにあるさる家の庭に住んでいる。そこには昔、ザブというおばあさん猫が住んでいた。トミーの保護猫だった黄一郎もトミーと一緒に住んでいた。その家の住人は、猫が庭に来る分にはかまわない、ともうひとりの猫おばさんに話していたそうだ。おばあさんねこはだいぶ前に死んで、黄一郎も数年前に死んだので、トミーは一人で住んでいるのだろう。
今日、トミーと一緒に小学校の門の脇に座っていると、その家から人が出てきて、猫たちを呼んでいた。トミーはまっしぐらにその方向に走っていった。しばらくすると、その家の玄関の先で、シャムが手で口をぬぐっていた。食事が済んだようだ。
シャムは洋猫で見た目も豪華だ。性格は穏やかで、通りすがりの人々にも人気がある。おそらくその家の住人もシャムが気に入っているのだろう。
シャムの出現で、トミーたちの生活も改善されたのだ。しかし、縞次郎は私のそばでミルクを飲んでいて、ご飯をもらいに行かなかった。縞次郎はまだ、その家の住人と親しくないのだろう。
写真は縞次郎
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