『論理哲学論考』(論考:Tractatus Logico-philosophicus)について、というか、『『論理哲学論考』を読む』(野矢茂樹:ちくま学芸文庫)についてのメモ。
なかなか進まない。でもこの難解でシンプルな文章には心地よさがある。
さて、
2.01改「事態とは諸対象の『可能的』結合である」
を、野矢氏は再び言い換える。
2.01 改の改「事態とは諸対象の代理的結合によって表現されるものである」
この「表現されるもの」が、(言語による)論理空間だ。この論理空間は、どこか別の次元にある世界ではなく、事実ではない「(成立していない)事態というのは、現実の代理物によって像として表現される以外、生存場所をもたない」。
この「像」は、
2.141 「像はひとつの事実である」
となるのだ。
むむ。なぜなら、「言語もまた、世界の中で生じるひとつの事実である」からだ。
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